漫画レビューだよ!!

漫画を独断と偏見で紹介し、評価していきます。漫画レビューに近いかもしれません!

セトウツミ 漫才風高校日常漫画

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セトウツミ評価

評価:9.0(10段階)

 

全8巻 完結済み

作者:此元和津也

 

  今までにないスタイルの漫画です。高校生の日常の一コマ階段で座ってしゃべっているだけの漫画です。主人公の男子高校生、瀬戸と内海がずっとしゃべってます。

 

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 しかし、このしゃべる内容が面白すぎです。漫才やったら天下とれそうな感じですね(笑)万人受けするかはわかりませんが、個人的にはすごく好きで人に薦めたい漫画です。 基本お笑いベースですが、感動できるところやそしてラストが衝撃の展開!!

なんだかんだで話もうまくまとまっております。

 

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 今までにないスタイルという事で、ちょっと評価は上乗せ気味ですがとにかくオススメです。お笑いが好きな人は絶対に読むべき漫画です!

 

 

ヴィンランド・サガ 北欧バイキングの話

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ヴィンランド・サガ評価

評価:8.0(10段階)

 

21巻 連載中

作者:幸村 誠

 

 

 前作品からわかっていたのですが、絵・ストーリー・構成力どれも一級品の漫画です。安心して読み込めます^^

 

 11世紀初頭の北ヨーロッパ及びその周辺を舞台に繰り広げられる、当時世界を席巻していたヴァイキングたちの生き様を描いた漫画です。

 

北欧の小さな村の少年が主人公として物語はスタートします。

ここから、幼年編→少年編→青年編と進んでいきます。

主人公の取り巻く環境や心理描写などが上手く描かれ、物語の世界観に素直に入っていけます。

 

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歴史・戦争・アクションが好きな方や人間の心理描写など心の情景を細かく描かれているのが好きな方は、この漫画を是非読んでみて下さい。

年齢や取り巻く環境によって移り変わっていく主人公の心理がこの漫画の見どころだと思います♪

 

 

プラネテス スペースデブリにクローズアップした珍しいSF

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プラネテス評価

評価:8.0(10段階)

 

全4巻

作者:幸村 誠

 

あらすじ

  時代は2070年代(2075年以降)。人類は宇宙開発を進め、月面でのヘリウム3の採掘など、資源開発が商業規模で行われている。火星には実験居住施設もあり、木星土星への有人探査計画も進んでいる。毎日、地上と宇宙とを結ぶ高々度旅客機は軌道上と宇宙とを往復し、宇宙ステーションや月面には多くの人たちが生活し、様々な仕事をしている。しかし、長い宇宙開発の歴史の影で生まれたスペースデブリ(宇宙空間のゴミ。廃棄された人工衛星や、ロケットの残骸など)は軌道上にあふれ、実際にたびたび旅客機と衝突事故を起こすなど、社会問題となっていた。

 主人公のハチマキは宇宙で働くサラリーマン。主な仕事は宇宙のゴミ「デブリ」の回収作業。いつか自分個人の宇宙船を所有することを夢みている。ゴミ拾いは大事な仕事だと自分を納得させつつ、当初の夢と現実の狭間でこのまま現実を受け入れるか、それとも夢を追い求めるか思い悩む。

 

所感

 宇宙好きにオススメマンガです!アニメ化もされており、結構有名かもしれません。

スペースデブリと呼ばれる宇宙のゴミを回収する業者を舞台として話は始まります。

 話もうまくまとまっており、実際に人類が宇宙に進出した際に問題になりそうな事や宇宙パイロットの人間模様、心理描写などうまく描かれていて面白です。

個人的には、エンジンの実験で爆発事故を起こしたのに、しれっと次のエンジン開発にむけて淡々と仕事をこなしてく博士が最高にクールで好きです^^

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読んだことない人や宇宙に興味がない人でも、全4巻と気軽に手に取れる巻数なのでオススメです。

 

 

ストーリーのまとまりや絵も得に非の打ち所がないのでもっと、評価を上げても良い感じなのですが、なんだろ綺麗にまとまり過ぎてインパクトが足りないのかな?

 

とはいえ、読んで絶対損しない漫画ですので、是非読んでみて下さい^^

 

4D fourth dimension 四次元理論追求漫画

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4D fourth dimension評価

評価:7.0(10段階)

 

全4巻

漫画原作:汐里 原作:橘 尚毅

 

あらすじ

  数学教師・宮田秀行は、女子高生・御崎沙也が『四次元』を視る能力を持ち、「透視能力」や「念動力」を発揮するのを目撃した。
宮田は四次元の謎を解き明かそうと御崎を誘う。だがその二人を邪魔するかのように裸の男が現れる。彼は瞬間移動の能力を持つ御崎と同じ能力者だった──。
いまだかつてない四次元サイエンティフィック・ファンタジーここに出現!

 

所感

 大まかな感じとしては、やはり4次元論に基づく色々な現象や人間の進化に関する考察なんかが面白いですね^^

 

 結構超能力ものでありがちな、「透視能力」「念動力」「瞬間移動」や世界の不思議な現象なんかを「四次元」と紐づけて原因を解明していきます。

 

 よくわからない現象に四次元ならこう説明がつくという感じで見事に解説頂いてます。漠然としていた「念動力」「瞬間移動」などにちゃんとした解説がつくと面白いですよね^^

 

 4次元に渡ることによってものが裏返ったりする現象で、人間と戦ったりする部分があるので多少グロい部分があります。苦手な人は注意を!

 

 ここまで「4次元」に特化した本は無かったので、超能力系や科学・ミステリーが好きな人は是非読んでみて下さい。あまり有名では無いけど面白いマンガの一つです^^

 

 

 

漫画評価について

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全ての漫画の作者様並びに関係者の方に感謝を!

 

ということで

 

僕ごときがおこがましいのですが、漫画を評価というかレビューを書かせて貰っているので、ざっくり僕の漫画評価の考え方みたいなのをちょっと書こうかと思います。

 

一番重要だと思うのは、「見やすいこと」「話が綺麗にまとまっている」ことです。

 

「見やすいこと」というのは、単に絵が綺麗とかでは無く、何が起こっているのか分かりやすい事です。ですから、コマ割りとかセリフ配置とかも重要でしょうし、背景が綺麗で細かくても、その状況で一番訴えたいことが一番伝わるようになっていないと単に不純物になってしまうと思います。

個人的に見やすさの最高レベルは「ドラゴンボール」です。

重要だと思える例を出すと、初期ワンピースと最近のワンピースです。

初期

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最近のワンピース

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正直いって、最近のワンピースは非常に見にくいです。

昔はよかったのに・・・何故って感じですね。

売れすぎて誰も何も言えなくなってしまったのでしょうかね?

まぁ僕の好みと突っ込まれればそうなのかもしれませんが、昔の方がよかったという人は多く聞こえて来るので、みなも感じてる事なんではないでしょうか?

面白く無くなったと感じる原因の多くは、この見やすさが起因していると思いますね。

 

「話が綺麗にまとまっている」

これは、連載中のものはなんともいえない部分がありますが、まぁ大体わかりますよね!なんか話が変な方向に行ってしまったり、この世界観だったのに急にそんなことしちゃうの?とか。物語としてまとまっている事も重要ですが、キャラとしてこのキャラがそんな事いうなんて変っていうのもあるし、とにかく途中で違和感を持ってしまうとやっぱり微妙な感じになってしまうので、やはりこの項目も重要だと思います。

 

それに話が綺麗に最後までまとまって終わった作品は「素晴らしい作品だった」と素直に思えるのでいいですよね☆

まぁ終わり方については色々事情があると思いますが・・・

 

個人的MVPは寄生獣」「鋼の錬金術師」「ヒカルの碁」「宇宙兄弟とかですかね。

宇宙兄弟はまだ連載中ではありますが、話の流れと伏線の回収の仕方が天才的です!

ちょっと毛色が違いますが、島耕作の作者の方は、僕的に話を綺麗まとめるセンスがずば抜けている部分があると思っているのですが、なんか似ているものがある気がします。

 

大きくはこんな感じでしょうか

 

まあどんなに良い漫画でもやはり、読み手側が感じ取ることができなければ意味がないので、読み手側の質も問題ですよね

サービスと一緒で、やってくれた事に関して、無関心なのかここまでやってくれたと思うのか、やってくれて当然と思うのか、そういった感性があるかないかで大きく変わってきます。

できることなら、作者の意図やセンスを理解できる読み手でありたい思います。

 

 

 

 

デストロイ✕レボリューション 超能力社会変革系漫画

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デストロイ✕レボリューションの評価

評価:8(10段階)☆☆☆☆☆☆☆

 

全9巻

作者 森 恒二

 

あらすじ

  普通?より少し根暗な感じの高校生 田中マコトはひょんなことから「ワンネス」の能力者に目覚める。 そして同級生のユウキに能力がバレてしまう。

「ワンネス」の能力を活かし、社会を変革していこうとテロ行為を繰り返して、政府や世界と対立して行く。

 

所感

  現実の社会的・政治的な繋がりが強い作品。現実世界に一個の要素を加えるとどうなっていくのかという僕の大好きな設定です。その一個を使ってどういう展開を紡いでいくのか!現実世界がベースなだけに、こちらの共感力も増す感じですね^^

 「デスノート」とかそんな感じですよね!

特にやってることは「悪いこと」なんですけど同時に「強い正義」がある。

こういう相反する要素が同時にあると、こちらも考えさせられるし面白いですよね!

 現実に沿う部分が多いので、不自然すぎると駄目になってしまいますが、個人的にはうまく話をまとめて頂いている感じです!連載中は楽しみに読んでました♪

 この作者の作品には、なにか強いメッセージ性を感じます。超能力「ワンネス」の漫画ですが、作者は今の社会についての不満や疑問をこの漫画にぶつけたのではないでしょうか?

 超能力とかファンタジーが苦手な人でも読める作品です!

政治・経済・ビジネス系の漫画が好きな人は楽しく読めるのではないでしょうか?

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 絵は特徴的なので、好みは分かれると思います。この作者の絵は、ちょっと独特の暗い雰囲気があります。それが独特な世界観を出しているのですが・・・ひょっとしたらそれで敬遠してる人が多いのかな?

 しかし、読んで見ればわかりますが絵は見やすく全く問題ありません。

 

作者は、「ホーリーランド」「自殺島」などの作品があります。そこそこ有名であると思いますが、あまり劇的に売れている印象はないのですが、個人的にはもっと評価されてほしい方の一人です。

 この作者の漫画はどれも面白いのですが、個人的にはこの作品が一番好きです。

まだ読んでない方は、是非読んでみて下さい!オススメです☆

 

helck(ヘルク) シュール系ギャグ漫画とおもいきや・・・

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helck(ヘルク) の評価

評価:7(10段階)☆☆☆☆☆☆☆

 

2014年4月発売連載開始 2018年8月現在 12巻 連載中

作者 七尾ナナキ

 

あらすじ

 

普段あまり読み込まない系の漫画でしたが、ふとネットカフェのリクエストコーナーにあったのが目に止まり読んでみました。

序盤は、完全に少しシュールなギャグ漫画路線の漫画だと思ってました!

しかし読み進めると段々ストーリーがしっかりしてきて話もシビアになって行きます。

なんかこの展開は珍しい!完全にギャグマンガかと思っていたのに段々話のクオリティーや作画が上がりシリアスな感じに!!!笑

ギャグの中にまじっていた伏線も意外にうまく回収されていきます^^

 

油断していたギャップでよけいに面白いです! 

 

登場するキャラたちも特徴があり、いい感じです。

お気に入りは、この画像の鳥?みたいなやつです。

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 序盤これにやられましたw

しゃべるのかい!そんでしっかり挨拶するんかい!って感じですねw

 

 

序盤でこういう漫画と決めつけ軽く読まれて終わってしまう可能性があるような気がするので評価は7をつけましたが、後半は8で良い感じです♪

 

読んだことないかたは、ギャグっぽいと敬遠せずに読み進めて下さい。

きっとどんどん引き込まれると思います!